オンライン診療の可能性

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コロナ禍で需要が高まったオンライン診療ですが、コロナ診療だけでなく、僻地医療などにおいても有用なツールです。通院が難しい患者や病状が落ち着いている患者など、患者対象を広げることでより効率的な医療を提供できる可能性があると思います。

そこで私はふと思いつきました。オンライン診療専門クリニックなら開業資金も少額で済むし、対象患者も日本中から探すことができるのではないかと。

目次

オンライン診療専門クリニックは開設できる?

結論から言うと、オンライン診療専門クリニックの開設は難しいようです。

理由としては、あくまでもオンライン診療は対面診療を補完するものであり、対面診療を行うことが基本だからです。オンライン診療中であっても、対面診療が適切であると判断した場合は対面診療を行う必要があります。すなわち、対面診療を実施できる環境を整えておく必要があると言うことです。オンライン診療のみであればスタッフも医師1人で、小さい部屋とパソコンがあればできるかもしれませんが、対面診療を行うとなると、スタッフや診察室、検査機器等も必要になります。

オンライン診療専門クリニックって画期的なアイデアじゃないか?と思って1人でテンション上がっていましたが、世の中そんなに甘くないですね。でもオンライン診療の可能性は他にもあると思います。

オンライン診療の有効活用

今、私が構想しているオンライン診療の活用方法としては、地域の病院と連携し、私は都市部にいながらオンライン診療を行うことで地域医療に貢献する、というシステムです。

初診は対面が望ましいため、週1回は実際に地域の病院でオンライン診療を希望する患者の対面診療を行います。そして週2-3日は都市部(自宅、オフィスなど)から再診の患者のオンライン診療を行います。対面診療が必要と判断すれば、地域の病院で他の医師に対面診療を行ってもらいます。

このシステムによって、地域の病院の負担軽減に繋がる可能性があります。オンライン診療を行っている病院もありますが、その病院の常勤医師がオンライン診療を行ってもあまり負担軽減にはなりません。患者を奪うわけでもないので病院の収益が減少することもありません(対面診療とオンライン診療ではそれほど診療報酬は変わらない)。

オンライン診療を行う医師にとっても、週1回以外は都市部で生活することができる、都市部にいながらにして地域医療に貢献できるといったメリットがあります。子どもの学校や生活環境などが理由で地域医療に貢献したくても地域の病院に勤務することを躊躇っている医師にとっては1つの選択肢になり得るのではないかと思います。

私の構想

私の構想としては、週1地域の病院、週2オンライン診療、1日あたり報酬10万として月収120万程度、年収1500万程度あれば理想的だと考えています。オンライン診療を行う場所としては、自宅でも悪くありませんが、街中のレンタルオフィスを借りるのもカッコイイなーと思っています。

オンライン診療のためのプラットフォーム(予約、診療、会計、薬剤配送など全てを完結できるもの)もあるようですが、カルテが病院のものと別になってしまったり、手数料もそれなりにかかるので、とりあえずはLINEのテレビ電話で十分なのではないかと思います。リモート接続で病院のカルテを遠隔で操作する方法もあるようです。

まとめ

いろいろ書いてみましたが、あくまでも構想というか空想です。プライバシー保護や責任の所在、実際の運用など問題点も多数あるかと思います。ただ、オンライン診療を有効活用することはこれからの日本の医療にとってとても重要なことだと思います。これからもいろいろ考えてみて、面白いアイデアを思いついたらまた報告します。

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